あなたのお庭は!
 好みの木を探し求めて出会ったとき、本当に嬉しいものです。大事に自宅に持ち帰り、いざ、植えようとするとこの場所で育つのだろうかと思はれたときはないでしょうか。
 庭を思い浮かべ自分なりにイメージを膨らませるときほど楽しい一時はないでしょう。しかし、理想の庭は、デザインやスタイルだけで出来るものではなく、庭という空間が植物を育てる場所であり、今一度、庭の植栽環境を考えてみてはいかがでしょうか。
木をお買い求めに行かれる前に、ご自宅の庭を一回り。
日当たりについて
 植物は普通日光を好むもので、当然、日当たりの良いのが理想的です。では「日当たりが良い」とは、どのような状態を言うのでしょうか。日光を好む植物で1日で6時間程度、日陰でも強い植物でも3時間ほどの日当たりは必要とします。昨今の住宅事情からすれば庭全体が日当たりが良いという環境は簡単なことではないでしょう。
 木を植える場所の日当たりを調べて、お求めになる木が日光を好むのか、日陰でも育つのか専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
日陰の場所には。
 植物には耐陰性のものも結構あります。そのような陰地でも育つ植物を植えて庭づくりを楽しみましょう。しかし、日陰地でも中には、じめじめと湿った所もあるようでしたら病気や害虫が発生しやすく注意が必要です。出来るだけ水はけと風通しを良くするようにしましょう。少々日当たりが悪くても、じめじめと湿っていなければ育てることが出来る植物は割とあります。
 雨降りの後に庭に出て、いつも同じ場所に水たまりが出来、なかなか水たまりが引かなっかったり、ゼニゴケが生えているような場所は、常に湿った場所といえます。
風通しは。
 案外と風通しのことなど考えないものですが、我が国の梅雨の時期には非常に湿度が高くなります。湿度が高くなり風通しが悪い場所ではどうしても病害虫の発生率が高くなります。
 そのような場所では、風の通りを妨げないように植え付けることが必要です。
土の中は大丈夫?
 目的の木を買い求めて、さあ、植え付けようと穴を掘り出すと・・・水道管やガス管・配水管と次から次と出てきて木が植えられなっかったという経験はないでしょうか。購入前には土の中の埋設管をも下調べをしておくと植え付けのときに楽です。
 木をお買い求めに行かれる前には、上記のことを下調べして、ご自宅の庭の略図や写真などを持って行かれると適切な解りやすいアドバイスをしてもらえます。