よい庭木の選び方
 庭木をお求めになるには、お近くのホームセンターの園芸品売り場や植木屋さんの植木溜め(農場・圃場)等、または施工業者(庭師)に依頼するなどの方法があります。
 よい庭木(植木)を選ぶコツは、苗木の場合でも大きく育った成木でも同じで、根や幹・枝そして葉・花をよく観察することから始まります。枝振りや姿が良くても根の状態が悪ければお買い求めの後に枯れてしまうこともあり注意が必要です。
 根の状態は細い小根やひげ根が出ていて、木の大きさに比例した大きさの根鉢であるものが良く、過度に小さな根鉢は好ましくありません。枝と枝との間や葉と葉の間・芽と芽の間などが過度に間延びして詰まってない木も好ましくないでしょう。間延びした木などは陰や肥料によって早期に大きく育てられたものもあり、丈夫な木とはいえません。その他に病気や害虫にも注意が必要です。
 ホームセンターや植木市などでは堀上げて根巻きしてあるものの中には、何日も置きっぱなしで散水だけで保持されている木などがありますが木のためには良くはないでしょう。根巻きされてすぐの木は葉も芽も生き生きしてみずみずしく見えます。
一番良い選び方は、いろいろな種類の木が多く植え込まれた植木屋の植木溜でお気に入りの木を選ぶのが良い方法です。私ども弘農園ではいつでも安心してお買い求めいただけるように、樹木の根回しに心がけております。
根回しとは、移植したとき(お買い求めいただいたとき)に活着しやすいように数ヶ月から1年前頃にかけて根のまわりを堀り、根切りをして肥料や堆肥を入れてもう一度土をかぶせて植えておくと根の発根が促され小根やひげ根が多い移植に耐えられる健康な樹木にするために施します。