見立物手水鉢
 見立物は、当初から手水鉢として作られたもの以外のあらゆる石造品を利用して、それに水穴を堀り、手水鉢に流用したものである。それを大きく分けると、石造品の一部を用いたものと、全体を使ったものとがある。石造品の中でも、古来から見立物として最も好まれてきたのは、仏教遺品としての石塔類の部分であった。

 石塔類の中でも、特に宝塔・五輪塔・宝篋印塔・層塔、という四種の石塔の利用が多く、これらの石塔は、いずれも、塔身・笠・基礎の部分が使われた。

四方仏形
 宝篋印塔や層塔の塔身を用いたもので、通常は四方仏といっている。その名は塔身の四面に仏像を彫るところからきているが、これに梵字をあてた「梵字四方仏」もある。
No m176 m179 m181
写真
備考 丹波石 四方仏水鉢 販売済
水穴径 23.0cm / 42cm角
北木島錆石 四方仏水鉢
水穴径 19.0cm
 / 37cm角
北木島錆石 梵字四方仏水鉢
水穴径 22.0cm / 42cm角
No m180
写真  
備考 丹波鞍馬石 梵字四方仏水鉢
水穴径 13.0cm/43cm角
販売済
袈 裟 形  
 宝塔の塔身を用いたもの。塔身は円柱形で側面には扉形を彫ったものが多く、その模様が僧侶の袈裟に似ているところから、袈裟形の名がある。但し、この模様のない無地の塔身もあるが、同じく袈裟形という。
No m218  
写真  
備考 宝殿赤龍石 袈裟形水鉢  
礎 石 形
 古建築の柱下に用いる礎石を手水鉢に利用したもので、特に奈良時代の天平伽藍は尊重され、上にほぞ穴や突起のない平らな円形礎石に水穴を掘ったものは、「伽藍石手水鉢」と称して好まれる。この他に、禅宗様建築の柱下に入れる礎盤も使われる。
No m185 m187 ko-003
写真
備考 白川系太閤石 礎石形水鉢
水穴径 22.0cm / 0.45×1.00×1.10
北木島錆石 礎石形水鉢
水穴径 23.0cm / 0.45×0.80×0.75
白川系太閤石 礎石形水鉢
水穴径 25.0cm / 0.45×0,90×0,70
No m430
写真    
備考 北木島錆石 礎石形水鉢
水穴径 23.0cm / 0.35×0.78×0.65
No m188 m178 m432
写真
備考 花崗岩白 礎盤型水鉢
水穴径 22.0cm / 45cm径 
恵那石 丸礎盤型水鉢
水穴径 28.0cm / 45cm径
宝殿赤龍石 礎盤型水鉢
水穴径 22,5cm / 47cm径
No m429
写真    
備考  恵那石 礎盤型水鉢
水穴径 21,5cm / 50cm径
   
鉄 鉢 形
 五輪塔の塔身を用いたもの。この塔は五つの部分からなり、下から、地・水・火・風・空を表す。塔身は下から二番目で水を象徴した球形をし、これを水輪という。その形状が禅僧等が托鉢に使う鉄鉢に似ていることから鉄鉢形という。創作形にも同じ名称がある
No m182 m433  m411
写真
備考 黒御影石 鉄鉢形水鉢販売済
水穴径 29.0cm / 46cm径
白川石 鉄鉢形水鉢
水穴径 34.0cm / 50cm径
花崗岩白 鉄鉢形水鉢
水穴径 22.0cm / 47cm径
 

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